密吉の備忘録

団地暮らしmambo no.5

ラジオ

小学生時代、母が入院するからと購入したラジオ。
無事母が退院したのちに、興味本位で聞き始めた。
いつも聞くのは19:00に終わる地元のラジオ番組。
風呂の脱衣所にまでラジオを持ち込み、前後左右にアンテナを振り回し、一番きれいに聞こえる位置にダイヤルを調整。
(ちなみに、我が家で一番いいポイントを見付けられるのは私。特技「ラジオの周波数調整」とでも当時書けばよかったかと思う。)
まあ、風呂場にまで持ち込んで、本当に好きだったんだね…とお思いの方。すまない。
ただその時間帯にプレゼント当選者発表があるからだ。ただそれだけを楽しみに聞いていたと言っても過言ではない。まんまと甘い誘惑に乗せられた小学生時代だった。その気質は多分、今でもあまり変わっていないように思う。
ちなみに当選した時には裸のまま「母さんあたったで~~~」と風呂場からよく叫んだものだ。今思うと相当な近所迷惑だったことだろう。

ラジオのアンテナを無邪気に振り回していたあの頃からもう10年以上が経過。
(アンテナを折ったこともあったかなかったか。記憶があいまいである。)
今ではスマートフォンのアプリでそんなことしなくても、一発できれいな音声が聞こえるようになってしまった。アンテナを振り回す必要がなく、タップひとつで気軽に聞けるようになった。
ちょっと寂しいような。
でもそのおかげで私は今でもよくラジオを聞く。
料理をしている時、洗濯物を畳んでいる時、ちょっとしたお共に開くのはラジオ。
特に星野源さんのANNは、何年も細々と聞いている。
ラジオ番組で楽曲がフルで聞ける番組は数少ない。だいたいワンコーラスで終了のところ、源さんのANNは一曲丸っと聞くことができる。個人的に大きな魅力だ。
そして何より、内側に秘めたもう一人の変人・変態な自分を肯定してもらえるような大切な2時間なのだ。
もちろんイヤホンは必須。どうにもこうにもニヤニヤしてしまったり、吹き出してしまいそうになったりするのを必死にこらえて変顔になっているのは言うまでもない。今はマスクがあるからいいものの、学生時代の通学、遠距離恋愛で新幹線に乗っている時は必死に顔を下に向けたり窓側に向けたりしたものだ。
ちなみに先日、アイロンをかけながらイヤホンなしで聞いていたら、ジングルコーナーが始まり、とんでもないお下劣が家中に響き渡った。まあ焦ったこと。
夫がいたのについ気が緩んでいた。
素知らぬ振りでそっとイヤホンを装着。何事もなかったように過ごした。

どうにも辛い時も源さんのANNを聞くと「ああ…いろいろな意味で(意味深)世界は広いな…」と感じるのだった。私はそれに救われながら生きている。
さすがにANNはリスナーのレベルが高すぎてなかなか投稿する気持ちにはなれないが、いつか私もねぶり棒を手にする日があれば、ここで報告しよう。

…いや、やめておこう。

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