母がホリデーシーズンになるとよく焼いてくれたラザニア。何がきっかけで食卓に並ぶようになったのかは全く覚えていないけれど、幼いながらにうちの母やるな…と一目置いていたことは間違いない。(習い事のクリスマス会、もしくは社宅時代の幼馴染ママ会で知り得た情報ということもあり得る。)
そんなラザニアを2022クリスマスイヴの食卓でお披露目。学生時代に母・妹と分担してつくることもあったので、要領は得ているし、夫が食べたことがないというので是非つくってやろうとドヤ顔で腕をふるったのだった。
ちなみに、店でラザニアを食べたことがないので正解は知らない。それなのにどや顔で腕を振るったのかと言われるとお口をミッフィーにするしかない。中学生の時にカナダの家庭で頂いた「そうめんうり」のラザニア(向こうではラザーニャと発音していた)が唯一外で食べたラザニア。チーズとソース、そうめんうりが見事に絡み合って、最高だったことを今でも覚えている。残念ながら日本でレシピを検索しても出てこないのと、自分の記憶があいまいで肉が入っていたかどうかが思い出せない。再現できないのが悔やまれるが、まあそんなことはどうでもいい。ちなみに以下レシピも母直伝というわけでもなく、私がいろいろな方のレシピを数年かけて改変したものなので、悪しからず。
<材料>
①ミートソース
・牛ひきにく 400g
・ホールトマト 450g
・人参 1本
・玉ねぎ 1・1/2玉
・塩と黒コショウ 適量
・コンソメ顆粒 1振り
②ベシャメルソース
・小麦粉 37g
・バター 37g
・牛乳 500ml
・塩と黒コショウ 適量
・ナツメグ 適量
③その他
・ラザニアパスタ 適量
・とろけるチーズ 適量
なお、パスタはFAZIONの下茹で不要シート。初使用だったが、なんせ扱いが安易で気に入った。カルディで手に入るのでおすすめ。
<手順>
①ミートソース
・ニンジンとタマネギをみじん切りし、
オリーブオイルを熱した鍋で
しんなりするまで炒める。
・牛ひき肉を入れ、色が変わるまで炒める。
・トマト、塩・黒胡椒、コンソメを入れて
お好みの時間(私は15-20分)煮込んで完成。
②ベシャメルソース
・ソースを煮込んでいる間につくる。
バターを鍋に入れ、溶けたら薄力粉を
振い入れる。
・サラッとするまでしっかりヘラで炒める。
ふつふつするだけでは止めてはいけない。
ソースをヘラで持ち上げてサラーっと
垂れるまで耐える。
・牛乳を少しずつ入れて(人肌程度の温度に
した)泡立て器でよく混ぜる。
ソースがもったりと重たくなるまで
よく混ぜる。
・塩・黒胡椒・ナツメグで味を整えたら完成。
③敷き詰め
・耐熱皿にベシャメルソースを少し塗る。
・ミートソース、パスタ、ベシャメルソース、
チーズ...と層になるよう順に載せていく。
※ ベシャメルソースはあまり塗りすぎると、
トマト感が薄まるので若干薄めで。
(今回の反省)
・最後にチーズをたっぷり乗せて180℃で
予熱したオーブンで25分焼く。
この迫力満点の見た目が好き。らぶ。
取り分けていただく。感動的なうまさというよりも、一口、二口...とついつい頬張ってしまうような、しみじみとうまい系。夫のツボにもハマったようだ。ビクトリー。
ただ何が面倒臭いって、洗い物。お楽しみの後は、片付けが待っている。とりあえず鍋に洗剤を入れて泡立て、そっと台所の戸を閉めたのだった。
明日の自分、よろしくな...。もう今日はよい気分で寝るから明日絶望してくれ。私からの、クリスマスプレゼントだよ...。ほら、布団があなたを待っている...。お布団は裏切らないよ...。
翌日、絶望をしたのは言うまでもないが、そこから私は諦めという言葉を思い出し、やる気が出るまでとことん放置に放置を重ねやっと夕食の支度前に綺麗さっぱり片付けたのだった。