こんにちは。密吉です。チャリネタなんていつ振りだろう。
(記事や書き言葉の統一感のNASAもこのブログの醍醐味なので、生温かい目で見守っていただきたい。)
4月に富山湾岸サイクリングにエントリーしたのはいいものの、
私「まァ、なんとかなるっしょ(適当)」
夫「もう学生じゃないんだから」
私「」
とまあ、こんな具合で、一回は100km越え走るぞと久々のスパルタ教育(私にとっては)を受けることになりました。普通に考えても考えなくても、6時間かけて車で富山に行き、翌日100kmオーバーは普段ぼちぼち動くだけの主婦にとってはキツいよね。知ってた。現実から目を背けていました。ごめんなさい。
茨城県内には霞ケ浦もあるので、とりあえず「かすいち」でもするか?と検討に検討、そして検討を重ね、遣唐使になったものの「地味に景色変わらんの辛いな…」ということでとりあえず今回は見送ることに。そして提案してもらったのが福島県の「いわき七浜海道サイクリングルート」をベースにしたコース。
昨年、茨城から福島へのアクセスの良さに驚き、プチ旅行で会津若松や磐梯山、大内宿方面にお邪魔させて頂きました。日本にはまだまだこんなにも美しい所があるんだ、こんなにワクワクする場所があるんだと、すっかり福島の虜に。ただ時間の関係でいわき方面には訪れることができなかったため、二つ返事でオッケーしたのでした。
ちなみに、「七浜海道サイクリングルート」とは…
「いわき七浜海道サイクリングルート」とは白砂青松が広がる本市特有の美しい海岸線に沿って、復旧・復興事業により整備された防潮堤や既存の国・県道や市道などを活用し、自転車走行空間として整備したものであり、勿来の関公園から久之浜防災緑地までの総延長約53kmのサイクリングルートです。 本ルートは、平成30年度から整備に着手し、令和3年3月28日に全線開通となりました。(いわき市HPより)
後半はいわき市街を通り、勿来の関公園に戻る予定です。
毎度改造されし我がFUJI。
(クランク周りは目を瞑って頂きたい)
◎勿来の関公園〜スタート
さすがに全自走は死ぬどころではないのでスタート地点までは車でワープ。そして、普通の冬用ジャージがないのでいつまでたっても気分は大学生。もうすぐ卒業して4年。そろそろ恥ずかしいのでどうにかします。なお、グローブも年季が入りすぎてボロボロなのでいろいろと買い替え時。今こそ経済を回すときなのかもしれない。辛い。
さて、前置きが長くなりましたが、無事スタート。前半はサイクリングルートを進んで行きます。前日は雨だったのですが、今日は無事お天気に恵まれ、とりあえず風にも恵まれ。好スタート.....のはず....でした.......ね......(不穏な雰囲気が漂う)
◎イオンモールいわき小名浜&小名浜駅跡
夫「そういえばチャリの鍵持ってきてない」
私「ワシもや」
不穏フラグ回収/(^o^)\
どっちにせよ今後必要だったので急遽買いに走ってもらうことに。
タイムロス(30分)
待ちぼうけ。そして、手に入れた鍵はこちら。
ワイヤロック65cmストレートタイプ(Φ7MM)jp.daisonet.comイオンバイクが入っておらず、とりあえず100円ショップで手を打ったのでした。チン
その際に見付けた気になる車輪。案内板に「小名浜駅跡地」との表記がありました。東日本大震災で小名浜駅は壊滅的被害を受け、現在は別の場所へ移転されています。その代わりにできたイオンモールは、最大津波高以上に売り場を設定するために1階部は駐車場になっているとのことでした。このイオンに至るまのルートでも、この先のルートでも、海抜表記、津波避難案内表示、新しい道路に住宅…と震災の爪痕と復興の証、教訓がたくさん散りばめられています。
◎マリンタワー
マリンタワーまでは地味な登り。登りの途中にある緑地のような公園のようなところに、かわいい動物の遊具がたくさんあり、完全に気をとられていたらペースを見事に見失いました(完)
福島の海はため息が出るほど青く、美しくて。でも脳裏によぎるのは、中学2年生の時、テレビで目の当たりにしたあの光景。海沿いに出るたびに、美しすぎるからこそ哀しい…と心の中がぐちゃぐちゃに。でも、現地の方々は「海を怖がらず、海と共存し復興していく」思いでこの12年間を過ごされてきた。一方の私は、西日本在住だったこともあり、なかなか訪れることができず、あの衝撃から止まったままでした。どこか現実味がないままの12年間。サイクリングから帰って来た今でも言葉にしようとすると陳腐な感想しか出てこないので多くは語りたくないのですが、とりあえずまた行こう。もっと知ろう。それが一番なのかもしれないなと、今は思っています。
◎ごはんカフェ きゅういち
サイクリングには食がつきもの!!!!!
でも
せっかくなら、
その土地の物が食べたい!
(クソでかボイス)
と見つけ出したのがこちら。
1枚にさんまをほぼ1尾使う、なめろうのハンバーグ「ポーポー焼き」です!しかも手作業で作られているとのこと。
というか、ポーポー焼きが2枚ってことはサンマ2匹使ってるのでは~~~?!
豪華すぎませんか~~~~!!
一口食べて、素朴でジューシーな味わいに大歓喜。拍手喝采。ビクトリー。なぜか青魚系の脂に弱いので、どうかこの後胃が痛くなりませんように…と念じつつ、ペロリ完食。ジューシーなのに全くしつこくない、それなのに食べ応えもあり本当に大歓喜でした。最高。胃も無事。
ちなみに、サイクリストにも優しいお店です。きゅういちさん、本当に御馳走様でした!
www.gurutto-iwaki.com
少し戻ったところに豊間地区の慰霊碑があったので、手を合わせて次に進みます。
(いわきを走る②へ続く)